六一○ハップに関する覚え書き

〜マスコミに潰された老舗〜

六一〇ハップ(610ハップ)

昭和2年(1927)に発売され、長く販売されてきた入浴剤です。
骨温泉の温泉(白濁)偽装問題で使われた『温泉の素』。(イオウ単純温泉と同じ効能)

製造元:武藤鉦製薬(創業102年の老舗企業)
成 分:硫黄,生石灰,カゼイン,硫化カリ

ステンレスも腐食するので、通常はプラスチック洗面器で希釈して温湿布に使用します。
(浴槽に入れると風呂釜が腐食してダメになります。地獄の強アルカリ)
※ 酸と混合すると硫化水素を発生します。変色した部分を何とかしようとサンポールなぞ使わぬこと……

販売自粛要請が原因で 2008/10 生産停止。武藤鉦製薬も業務を終了した。
こうなると農薬の石灰硫黄合剤から入浴に使えそうな品質のものを捜すしかありません。

硫化水素について

硫化水素自殺

マスコミがネット発祥と騒ぎ立てた自殺方法。
実際にはTVで放送された内容が載ったものらしい。
連中にとっては広告費を使ってくれない(使う必要のない)老舗企業は潰しても構わないものなんだろう。

硫化水素が2000ppm(0.2%)以上含まれる空気を吸えば確実に死亡するとされている。
ザッパに計算すると四畳半での必要量は合剤2リットル(濃度25%)、酸は、サンポールなら3リットル(10%塩酸)、バッテリー液(20%硫酸)なら1リットル程度となる。
瓶のまま湯煎して40〜50℃に温めた後、バケツなどに移して一気に混合して反応させれば十分な濃度のガスが得られるだろう。試してないから確実とは言えないが。
失敗した場合の後遺症は上記の通り。


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Last update:2015/11/29