ゲテモノ兵器に関する覚え書き

〜発案者は奇人?変人?常識人?〜

げてもの

爆弾犬(対戦車犬・地雷犬)

アイドリング中のディーゼル車両の下でエサを与えるという[条件づけ]を行ったイヌに信管憑きの爆薬を背負わせたもの。
旧ソ連軍が対戦車攻撃に使用した。
独兵にじゃれつく奴や自軍の戦車の下に潜り込む奴がいて運用は大変だったらしい。

独軍は火炎放射器で対抗。

自走地雷

型式:Sd Kfz 302
名称:ゴリアテ(E-Motor)
動力:電動
生産台数:2600両

型式:Sd Kfz 303
名称:ゴリアテ(V-Motor)
動力:ガソリンエンジン
生産台数:4500両

幅1m長1.5m程のおっきなリモコン戦車。
爆薬を100kg程積み、時速10キロでトロトロと移動する。
塹壕やトーチカに向かって走らせ至近距離で自爆させる目的で開発された。
が……、操縦用の電線が引っかかったり、障害物に乗り上げたり、電池切れで止まったり....

むしろ、銃撃戦の中での消耗品の輸送に重宝された。
(弾薬や食料を運ぶ途中での負傷の方が多かったらしい)

ブルーピーコック

ニワトリを部品として使用する英国製核地雷。
(エイプリルフールに機密解除されているため、冗談の可能性あり)

使用方法
ライン川沿いに10発ほど埋め、ソ連軍が侵攻してきたタイミングで一斉に点火する。
なお、この地雷は機密保持のため最大8日後に自爆する。

※ ツッコミ所満載
ライン川沿い:同盟国の本国で核兵器を10発?
 自  爆 :エイプリルフールの冗談だと思いたいです。

鶏は何処に使用するか?
1950年代の電子デバイスでは冬に埋設された場合、低温で動作不良を起こす可能性が非常に大きかった。
ヒーターも信頼性が低かったため、保温用の熱源に生きた鶏を使う事になった。
(エサと水を与えられた鶏は1週間程生きている[この地雷の設計寿命と同じ期間])

2008/08/24 追記

エイプリルフールの冗談ではなかったらしい

Tom O'Leary, head of education and interpretation at the National Archives, told the paper: "It does seem like an April Fool but it most certainly is not. The Civil Service does not do jokes."


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Last update:2009/03/08