〜マクロ経済に関する覚え書き〜
資源の採掘にはエネルギが必要だが、そのエネルギも結局は人件費に還元される。
何故ならば、金銭を欲しがるのは人間だけだから。
購入とは、他者の労働の成果を合法的に自らのものにする行為である。
(まれに不幸になるために消費する人もいるが……)
貯蓄を、収入−支出と定義した場合、社会全体での貯蓄は不変となる。
誰かの支出は、誰かの収入になる。
収入の一部又は全てを貯蓄に割りあてた場合、支出が減少する。
結果として、社会全体での収入合計と支出合計の差は変化しない。
貯蓄を、収入−支出と定義した場合、社会全体での貯蓄は不可能である。
社会全体での収入合計と支出合計の差は0であるため、全員が貯蓄を増やす事はできない。
預金等の金融資産は価値を持たない。
金融資産とは、結局は借用証であるため社会全体では価値がない。
(当事者間での金銭の移動を約束するだけなので)
以下はその説明。
よって、預金および国債は無価値である。
借金または貯蓄の取り崩しによる収入以上の支出が経済成長の開始である。
誰かの支出が、誰かの収入になる以上、経済成長(=フローの増加)は支出から開始される。
固定資産形成に費やされる金銭を投資と定義する。
これは純粋な支出増である。貯蓄の定義が収入と支出の差分である以上、投資された金銭は他者の貯蓄となる。
社会を流通する金銭の額が有限であるため、貯蓄には上限が存在する。
しかし、借金には上限が存在しない。(銀行と政府は理論上、際限なく金融資産を創造できる)
その国で生産された付加価値の合計額。(市場で取引された財やサービスの生産のみを集計する。)
国民総生産 := 消費支出+投資支出+政府支出+経常収支
経常収支 := 輸出 − 輸入