Canon LBP-310というプリンタ
A4用のモノクロレーザ。頑丈でランニングコストが低い為、使用頻度が低いと何年でも使える優れモノ。
しかし…… 買い換え需要がないとCanonは利益がでないのでトナーやドライバの供給を打ち切るのでした。
※ Canonの純正ドライバは2001年11月付のXP用(32bit版)が最後。(LBP-310,LBP-320,LBP-350)
けれど、本体が問題ない上に、買い置きのトナーが残ってたりするので、棄てるのは勿体ない。
という訳で、ドライバ捜索の旅というか、発掘の旅が始まったのでした。
プリンタドライバの嫌な仕様
64bit版のWindowsでは64bit版のドライバが必須。
- 他のLIPS3のプリンタドライバに64bit版は無いか探したけど見あたらない。
LIPS3ドライバはXPまで。しかも32bit版のみ。
- ネットワークプリンタならばプリンタサーバ側が32bitなら32bit版で動くかも? と思って試してみたけど、
64bit版のドライバを要求されました。
- XPのドライバの.INFファイルを弄って64bit版と偽ってみる。
たしか、[Manufacturer]の次行の製造元(?)の後ろに",NTamd64"を追加して、デバイスIDリストの前行の [XXX] を [XXX.NTamd64] に変更すれば64bit版ドライバと思ってくれる筈。
結果:ファイルはコピーしてくれるけど、ドライバとしてOSに組み込む段階でエラーに……
vistaのOS標準ドライバなら使える
会社のプリンタサーバに繋がっているプリンタがLIPS3の機種でした。Windows server 2008 無印。
社内の64bit機から問題なく印刷できてる。(WS2008無印=Windows Vista)
日本語版Windows vista 64bit版をVMwareにインストールして、システムフォルダを探索する。
ドライバは C:\Windows\System32\DriverStore\FileRepository\prnca301.inf_〜 フォルダにありました。
フォルダごとWindows7にコピーしてインストール。めでたし
プリンタドライバはコピーしても怒られません
ネットワークプリンタとして定義を行うと、サーバに導入されたプリンタドライバがクライアント機に自動でインストールされます。
このとき、プリンタドライバの使用許諾は表示されません。
つまり、プリンタドライバはコピーしても良いのです。
わたしは面倒なのでフォルダからファイルを直接取得しましたが、
許諾条件うんぬんを気にする方は、共有プリンタを定義しネットワーク経由でインストールしてください。