Phest(PHP Easy Static Site Generator)に関する覚え書き

〜静的サイトジェネレータ Phest の使い勝手〜

Phest (フェスト) とは

Phest は PHP Easy Static Site Generator の略らしいです。
手軽に記事を追加できるツールらしいので導入してみたら地獄だった件。

『デザイナ向けの静的サイトジェネレータ』とは、見た目だけ整ったページを生成するツールらしいです。
生成された html を lint で検査したら、"タグが合わねぇ"の警告が山ほど出ました。

そもそも、標準のドキュメント自体、意図した形で生成されてなかった。
記述が悪いのかと思い、サンプルと見比べていたら…… orz
z_phest_document が、製品ドキュメントの元プロジェクトらしいが、最初のページからコケてます。
contents.yml に、ドキュメントを YAML で記述することで、ページを自動生成できますよ〜というサンプルなんですが、コケてます。
"概要"ページの"特徴"セクションの先頭には「### 黒い画面不要!デザイナ向けのツールです。」というタイトル行があります。
これは Markdown記法で <H3>黒い画面不要!デザイナ向けのツールです。</H3> にならなきゃいけない。
ところが、# はYAMLのコメント文のため、行自体がなかった事にされてます。
\ でエスケープできる筈と思ってエスケープしたら、実体参照で、### が生成されてしまいました……

仕方がないので <H3>と直接表記すると、段落と見なされ<P><H3> と出力されました。
ブラウザで見てるだけだと気づかないけど文法的にはダメダメ。
lintに怒られます。閉じタグの</P>の相手が居ねぇ!って。

phest.html(22): 2: <H3> の前に </P> が省略されているとみなします。
phest.html(22): 1: <P> と </P> の間が空です。
phest.html(23): 9: </P> に対応する開始タグ <P> が見つかりません。

穴だらけです。
結局、YAMLファイルにはヘッダ・フッタや目次などで使用する文言のみを定義し、本体(本文)は .tpl に直接 htmlで記述する事で落ち着いた。
そうしないと lintでエラーが出る上、記号が化けて、どうしようもない。(メールとシェルスクリプトのページが酷かった)
シェルスクリプトのように記号を多用する文章を markdown で書くのは無理!


mailto: spam_spam_spam_spam_spam_spam@mbj.nifty.com
Last update:2019/03/20